腰椎椎間板ヘルニア

イスから立ち上がろうとした時や荷物を持ち上げようとした時、運動をしている時など腰に痛みを感じたことはありませんか。
腰痛の代表的な原因として長時間、同じ姿勢が続いた事による筋肉の疲労。
筋力の低下。
急性腰痛や腰椎椎間板ヘルニアなどがあげられます。
椎間板ヘルニアは悪化していくと強い痛みやシビレを伴うことがあるのでとても注意が必要です。

「椎間板ヘルニア」の「椎間板」とは椎骨(背骨を構成する1つ1つの骨)と椎骨の間にあるクッションの役割をしてくれています。
この椎間板の中心は柔らかく、それらを囲むように外側は硬い繊維状のもので構成されているのですが、この中心の柔らかい部分が外側の硬い繊維輪を破って飛び出てしまったものをヘルニアといいます。
そして、この飛び出たものが神経を圧迫して、激しい痛みや痺れの症状を引き起こしてしまうのです。

自覚症状としては以下が挙げられます。

 ・腰痛、下肢の疼痛、シビレ、感覚が鈍い
 ・座って15分くらいすると腰が痛っくなったりシビレが出はじめる。
 ・立っているとすぐつらくなる
 ・前屈みで痛みが強くなる
 ・激しい夜間痛 
など

当院に腰椎椎間板ヘルニアで来院された方には整形外科的徒手検査で痛みの原因や程度に見当をつけ、神経症状が出ている方にはどこの神経が障害を起こしているのかを調べます。

急性期の方はまず安静にしていただく事がとても大切です。
症状が強い方には当院と医療提携している整形外科をご紹介しますのでMRIなどの画像診断を含め医師の診断をいただき治療方針を決めていきます。

ヘルニアなどで腰を痛めてしまうと腰から足の筋肉が硬くなってしまったり柔軟性や筋力の低下などが見受けられます。
このような状態が続いてしまうとシビレや疼痛などの随伴症状が悪化してしまう事もあるのでスポーツマッサージやストレッチ、鍼灸治療などを施し痛みの軽減と再発を防いでいきます。

保存療法でも症状の変化がなく尿失禁や、頻尿、排尿障害などの「膀胱直腸障害」や日常生活に支障が出るほどの痛みや歩行困難などがある場合は手術も治療方法の一つとして検討する事もあります。

腰痛が続くようでしたら原因をはっきりとさせ、しっかりと治療をしましょう。

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