膝半月板損傷

 

膝は関節の中でもストレスがかかりやすく骨と骨をつないでいる強靭な靭帯や三日月のような形で内側と外側に一枚ずつある半月板など、さまざまな組織で構成されています。
半月板は膝関節の動きを安定させるとともに、膝の動きをスムーズにし衝撃を分散させるクッション的な役割を果たしているのですが急な方向転換などで膝をひねってしまったり、ジャンプの着地で失敗をした時などに損傷してしまう事が多いと言われています。

半月板が損傷すると「痛み」や「腫れ」などの症状の他に膝の曲げ伸ばしの際に「ひっかかり感」を感じる事や損傷の程度によっては膝を伸ばす事が不自由になる「ロッキング」と言われる症状が出てしまい歩けなくなるほど痛くなる事もあります。

当院では、膝周囲の損傷で来院された方には必ず整形外科的徒手検査を行い、どの部分が損傷しているか予測を付けますが重度の半月板損傷が疑われる場合にはまず当院と医療連携がしっかりと取れている整形外科をご紹介し、そこでレントゲン検査やMRIなどの各種画像検査により「医師による診断」をしっかりとしてもらい負傷部位をはっきりとさせたうえで治療方針と治療方法を決めていきます。
(医療連携についてはコチラ → 医療連携 )

半月板損傷も軽度のものであれば大部分は保存的療法で症状が軽快しますが重度のものになってくると内視鏡手術が必要になってきます。
当院では疼痛緩和を目的としたにアイシングや超音波などの物理療法、包帯やテーピングを使用した固定をします。
その後は経過を観察しながら可動域の改善と筋力の強化を目的としたスポーツマッサージやストレッチ、筋力トレーニング、鍼灸治療をおこない日常生活や競技への復帰を目指していきます。

 

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